回復期リハビリデータ:リハビリテーション効果に関して

回復期リハビリデータ・リハビリテーション効果に関して、Q&A方式で情報を公開しています。

特記:FIMとは

FIMとは

本ページで使用している「FIM」について説明します

FIMとは、機能的自立度評価表(Functional Independence Measure)の略で、実際の日常生活動作(ADL)を評価する方法です。全18項目を介助量に応じて7段階で評価します。
最高点は126点、最低点は18点です。

18項目の詳細
運動項目:13項目(食事、更衣、トイレ、身支度など)
認知項目:5項目(言葉の発音・理解、社会的交流や記憶など)

このページのトップへ

1

どれくらい日常生活動作が回復するのですか?

入院時・退院時FIM指数の比較のグラフです

【北斗病院】
入院時:81.5点、退院時:95.8点、12.4点改善
【全国データ】
入院時:74.4点、退院時:90.0点、15.6点改善
入院時・退院時FIM指数の比較
FIM指数 北斗入院時 北斗退院時 全国入院時 全国退院時
20点以下 2.7パーセント 1.8パーセント 4.4パーセント 3.0パーセント
21点から40点 9.9パーセント 3.6パーセント 14.9パーセント 9.3パーセント
41点から60点 13.8パーセント 6.2パーセント 15.6パーセント 9.2パーセント
61点から80点 15.6パーセント 18.3パーセント 18.3パーセント 10.9パーセント
81点から100点 19.0パーセント 11.4パーセント 20.4パーセント 16.1パーセント
101点以上 39.0パーセント 59.2パーセント 26.4パーセント 51.5パーセント

当院急性期データチームの報告によると当院での急性期リハ開始時のFIM指数が70.9点であることから、全国的にはほとんど急性期の状態で回復期へ入院してきていることが予測されます。
全国データでは入院時21点から40点の数が多いようです(全国:約15パーセント、北斗:9.9パーセント)。

このページのトップへ

2

病気の種類で回復度は違うのですか?

疾患別入院時・退院時FIM指数の比較のグラフです

疾患別入院時・退院時FIM指数の比較
FIM指数 北斗入院時 北斗退院時 北斗リハ効果 全国入院時 全国退院時 全国リハ効果
脳血管Ⅰ 79.3 92.7 13.4 72.0 89.9 17.9
脳血管Ⅱ 73.4 93.1 19.7 75.9 90.9 15.0
運動器 98.5 107.3 8.8 85.1 99.8 14.7
廃用症候群 63.5 75.2 11.7 65.5 75.2 9.7

全国データに比べて「脳血管Ⅱ」と「廃用症候群」の効果は高いですが、「脳血管Ⅰ」と「運動器」の効果は低い状態です。しかしいずれの疾患も退院時のFIM指数は全国データ値をほぼ上回っています。

このページのトップへ

3

回復度は発症から入院までの期間によって違うのですか?

入院までの期間別リハビリテーション効果のグラフです

入院までの期間別リハビリテーション効果
発症から入院までの期間 北斗病院 全国データ
14日以下 10.7 16.1
15日から30日 12.8 15.6
31日から60日 12.8 15.4
61日から90日

該当無し

13.7
90日以上

該当無し

9.4

一般には発症から入院までの期間が短いほどリハビリテーション効果が高いといわれていますが、当院では発症後15日から60日の期間に入院したケースが最も高い効果を示しました(急性期病棟での疾病コントロール期間が影響?)。

このページのトップへ

4

回復度は重症度によって違うのですか?

重症度別リハビリテーション効果のグラフです

「重度」は「重度」のままが6割以上であり.「中等度」は「軽度」まで改善する割合が8割を超えています。

このページのトップへ

5

回復度は退院後の経路によって違うのですか?

退院経路別の平均FIM指数のグラフです

退院経路別の平均FIM指数
退院後の経路 平均FIM指数 割合
自宅 109.2 68.0パーセント
高齢者下宿等 90.5 1.4パーセント
グループホーム 82.5 5.0パーセント
老人保健施設 74.6 8.3パーセント
急変・再発にて転階 67.5 1.4パーセント
老健あおぞら 67.3 2.7パーセント
転院 55.8 9.9パーセント
特別養護老人ホーム 50.6 1.6パーセント
特殊疾患病棟 36.0 0.2パーセント
死亡 18.0 1.4パーセント

退院先は患者様の自立度のみならず、家屋状況や介護力により変わってきますが、やはり自宅へ退院される方の自立度は高い値でした。

このページのトップへ

一覧に戻る

回復期リハビリデータ:リハビリテーション提供単位数に関して