Fugl-Meyer Assessment(FMA)データ

Fugl-Meyer Assessment(FMA)に関して、Q&A方式で情報を公開しています。

FMAとは

FMAとは

FMAとは、Fugl-Meyer Assessment of Sensorimotor Recovery After Stroke (FMまたはFMA)Fugl-Meyer脳卒中後感覚運動機能回復度評価法といいます。片麻痺患者様の身体機能の回復を運動機能やバランス、感覚などさまざまな面からテストするものです。
その中で運動機能(100点満点)を点数によって各重症度に分類することができます。

【運動機能の重症度別分類】

  • 50点以下:重度
  • 50点から84点:顕明
  • 85点から94点:中程度
  • 95点から99点:わずか
  • 100点:正常

対象期間、対象患者様

  • 平成21年4月1日から平成22年3月31日までに入院された患者様で、臨床像において片麻痺または失調症状を呈する患者様(四肢麻痺は除く)271名
  • FMA総合得点(以下、総得点)と運動機能のみの点数(以下、運動機能)、それぞれの平均点数を用い、各時期別、経時的変化別に経過をみました(初回FMAの運動機能より、各重症度別に分類)。
1

重症度別の麻痺の人数の推移は?

重層度別の対象人数の推移グラフ

重症度別の対象人数の推移
重症度 入院 1M 2M 3M 4M 5M 6M
重度 123 107 99 89 65 50 27
顕明 72 52 50 37 24 16 8
中程度 42 18 14 11 8 6 3
わずか 22 2 1

無し

無し

無し

無し

正常 12 1 1

無し

無し

無し

無し

症状が軽度の患者から退院し、経過とともに対象者が減少していきます。

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2

麻痺はどれくらいでよくなるのですか?

重症度別麻痺の回復度グラフ

重症度別麻痺の回復度
重症度 入院 1M 2M 3M 4M 5M 6M
重度 12.98 29.96 36.58 40.64 38.26 38.06 41.69
顕明 72.03 83.20 83.50 84.19 84.63 80.63 79.75
中程度 89.12 93.61 89.07 95.45 95.86 95.60 97.00
わずか 96.95 89.50 98.00

無し

無し

無し

無し

正常 100 100 100

無し

無し

無し

無し

全体的に最初の1か月で点数が大幅に向上し、それ以降は緩やかな上昇が見られています。5ヶ月から6ヵ月にかけても回復が若干見られています。

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3

手の回復はどうなるのですか?

手の重症度別麻痺の回復度のグラフです

手の重症度別麻痺の回復度
重症度 入院 1M 2M 3M 4M 5M 6M
重度 6.16 17.52 21.81 23.84 21.23 21.12 25.27
顕明 47.17 55.78 55.80 56.57 56.71 51.75 52.63
中程度 60.46 63.28 63.00 63.45 63.86 63.80 64.50
わずか 64.95 59.50 65.00

無し

無し

無し

無し

正常 66.00 66.00 66.00

無し

無し

無し

無し

重度から中等度ははじめの1ヶ月で大幅に回復がみられ、その後は緩やかに回復がみられています。また、5ヶ月から6ヶ月でもやや回復がみられています。

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4

足の回復はどうなるのですか?

足の重症度別麻痺の回復度グラフ

足の重症度別麻痺の回復度
重症度 入院 1M 2M 3M 4M 5M 6M
重度 6.76 12.74 15.59 16.74 16.63 16.78 15.81
顕明 24.86 27.59 27.74 27.41 28.29 27.50 27.13
中程度 28.80 30.39 30.36 31.45 32.00 31.80 32.50
わずか 32.00 30.00 33.00

無し

無し

無し

無し

正常 34.00 34.00 34.00

無し

無し

無し

無し

重度から中等度では入院から1ヶ月の間に回復がみられています。その後はほぼ変化はみられていません。

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5

症状が固定した後でも入院しているのはどうしてですか?

医学的リハビリテーションの最大の目的は日常生活動作の再獲得にあります。
基本的には最初の1ヶ月で点数の大幅な向上が見られていますが、あまり点数の変化がない5ヶ月以降でも日常生活について改善がみられていました。
したがって、ある程度症状が固定した後でも機能回復や日常生活動作の獲得のために長期入院が必要となる場合もあります。

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