運動器リハビリテーションについてのご紹介です。
整形疾患では、手術をした部位や痛みのある部位に対してのみ可動域練習や筋力トレーニング、ストレッチ、物理療法等のリハビリをおこなうと考えられがちです。しかし、患部の障害はもちろんありますが、人の身体は多くの骨や関節、筋肉、皮膚などによって構成され、神経からのコントロールを受けています。そのため、患部に対する治療、運動はとても大切ですが、そこを取り巻く周囲の関節の状況や筋肉の柔軟性、パワー、それをコントロールする能力(バランス、協調性)などもとても重要になります。また、歩行時や立ち上がり動作での下肢の痛みは局所的に荷重やストレスが集中したり、部位によっては関節が過剰に動きすぎたり動かなすぎたりすることでより強くなることもあります。
それに対して、身体的な改善だけではなく、足にはインソール(足底板)、各関節に対して装具などを身体に合わせて作成することで局所的なストレスの軽減を図り痛みの軽減につなげられることもあります。患部、または症状を有している部位を中心に、全身的に身体を評価し、問題点にアプローチを行うことで早期の機能回復、日常生活活動の拡大を目標にリハビリテーションを提供しています。
スポーツ障害では、痛みなどによる運動制限に対して、障害が誘発された原因を評価し、患部の治療と同時進行で全身的にトレーニングを実施していくことで競技復帰に加えて、再発予防、選手自身によるセルフケアの獲得、習得を目標にリハビリテーションを実施しています。また、当院では日本体育協会認定スポーツドクターも診療にあたっており、情報交換をすることで安全かつ早期の競技復帰を目指しています。また、スポーツ傷害(障害)の予防を目的に、さまざまな取り組みもおこなっています。
どのような疾患も、医療側の力だけではなかなか解決できないことも多いです。そのため、当科では患者様にご自分の身体の状況について少しでも理解していただけるように説明をしながら、当院スタッフと協力して症状が改善し少しでも生活の質が向上できるようにご協力させていただいています。
【主な治療内容】