MRガイド下集束超音波手術(MRgFUS)について臨床研究支援センター18/09/10(月)

「MRガイド下集束超音波手術」(MRgFUS)について

MRガイド下集束超音波手術(以下FUSと表記いたします)技術の世界的リーダーであるイスラエルのインサイテック社(InSightec Ltd.)が開発したエクサブレートニューロ・システム(ExAblate Neuro・system)は、切開、切除、電離放射線なしで脳深部の組織を治療できる非侵襲的治療法です。
脳内の治療に集束超音波を使うというコンセプトは何年も前から認められていたのですが、頭蓋骨という大きな障壁を通過して、これを実現するには多くの技術的障害の克服が必要でした。技術的な革新により、集束(虫メガネの要領で一点に集める)超音波技術とリアルタイムにMRIで1mm以下の誤差で正確な位置決めを行い、同時に脳内の温度をモニター(推定)することが可能になったことで、頭蓋骨を切ったり、穴を開けたりせずに、標的部位に数mmの熱による凝固巣を作るだけで、脳神経にかかわる病気の治療を行えるようになりました。

「MRガイド下集束超音波治療」(MRgFUS)の原理

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本態性振戦に対するFUS

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パーキンソン病に対するFUS

この治療は、未だ保険収載されておらず、現在、各疾患に対して臨床試験が行われている最中です。当院でも「薬ではコントロールが困難になってきており、かつジスキネジア(勝手に体をくねらせうような動きが出る)と呼ばれるパーキンソン病の薬物治療により起こってくるとされる運動合併症に困っているパーキンソン病患者さんを対象として、ExAblateを使用したFUS治療を行い、その安全性と有効性を調べること」を目的として、「臨床研究」の形で院内の倫理委員会の承認のもと、行います。
FUS治療は有効であると期待されていますが、パーキンソン病の症状を軽減またはなくすという保障はありません。パーキンソン病の症状は進行性であり、時間経過とともに悪化する傾向にあります。パーキンソン病の症状は振戦や運動症状に限られているものではなく、時間が経つにつれて、それ以外の徴候が生じることがあります。
さまざまな危険性(リスク)も考えられます。別項にFUSに共通したリスクを述べていますが、ここでは、パーキンソン病に対して淡蒼球(内節)という部位をFUSで手術することによる特異的なリスクについて述べます。

脳神経内科部長 金藤医師より「患者さんやそのご家族にお願い」(PDF形式・別ウィンドウが開きます)

臨床試験のリスクについて(PDF形式・別ウィンドウが開きます)

他の治療選択について(PDF形式・別ウィンドウが開きます)

<包含基準>
確実に特発性のパーキンソン病と診断されており、ある程度の期間、レボドパなどの薬物で適切に治療され、薬の反応があり、薬を飲んで調子の良い時と薬が切れて調子が悪い時の差が30%以上あり、重症すぎず、軽症すぎない、レボドパなど抗パーキンソン薬の副作用で、体をくねらせるような自分で制御できない運動(ジスキネジア)により生活に中等度以上支障が出ており、体のどちらかの側に症状の左右差があり、しっかり意志表示できる30歳以上、2年以上通院可能な人。
<除外基準>
投薬で最良の状態でもヤール分類3度(※)以上の重症の方、薬剤性パーキンソン症候群、重度認知症や不安定な精神疾患、重度うつ、不安定狭心症、半年以内の心筋梗塞&脳卒中、不安定な不整脈、降圧薬服用も下の血圧100以上、出血リスクのある状態、頭蓋内出血、複数の脳卒中病歴、1年間以内にてんかん発作、長時間あおむけにじっと寝てられない方は対象外。

※ヤール分類 3度:立ち直り反射に障害がみられる。活動はある程度制限されるが職種によっては仕事が可能であり、機能的障害は、軽ないし中等度だがまだ誰にも頼らず1人での生活が可能である。

包含基準・除外基準 詳細(PDF形式・別ウィンドウが開きます)

来院スケジュール(PDF形式・別ウィンドウが開きます)

上記内容について十分にご理解をいただき、主治医とも十分にご相談をいただいた上で本臨床試験を希望される患者様は、主治医より紹介状を当院の地域医療連携課宛にお送りいただきますようお願いいたします。

■ 北斗病院 地域医療連携課
住所:〒080-0833 北海道帯広市稲田町基線7-5
電話(直通):0155-47-3093

治療終了後は、病状や手術など治療経過について、元のかかりつけ主治医の先生に当院担当医より、臨床研究部分以外のこれまでの診療を引き続きお願いする旨、詳細な報告書を返信するようにいたします。

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■ 北斗コールセンター 0155-48-8000
(月~金曜 9時~17時、土曜 9時~12時)

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当院で対応可能な疾患や、特徴的な治療技術を紹介しております。

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