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看護部紹介

入院生活すべてがリハビリ

十勝リハビリテーションセンター
回復期リハビリテーション病棟は、ケガや病気、またはその手術後の患者さまが元の場所での生活をめざし、限られた期間の中でリハビリテーションを集中的・効果的に行う病棟です。最大3時間のリハビリ訓練だけでなく、入院生活そのものをリハビリとして、退院後の日常生活を見据えながら、食事や着替え、歯磨きや整容、排泄など日常的な動作も含めて患者さまの持てる力を引き出せるよう生活援助を行っています。リハビリで獲得した「できるADL」を「しているADL」につなげ、QOLを高める事がわたし達の大きな役割と捉えています。日々、専門職として患者さまの回復の過程に寄り添うなかで、回復期看護の奥深さ、やりがいを感じております。人生100年といわれる今、障害が残っても再び輝いてその人らしく生き生きとした毎日を送れるよう、看護師・医師・セラピスト・介護職・ソーシャールワーカーなど多くの専門職と連携しチームとなって支援します。「ここに来て良かった」と感じていただけるよう心のこもったケアを提供し続けます。

十勝リハビリテーションセンター
看護部理念

 

法人理念を基盤とし、地域における回復期・維持期を担うリハビリテーション病院として
役割遂行に協力し、良質で心の温まる看護サービスの提供を目指します

看護部方針

 

   1) 患者中心の看護を実践します。
2) 安全で安心な看護を実践します。
3) チーム医療に看護の専門性を発揮します。
4) 地域の保健、医療、福祉機関と連携をとり、患者の在宅・地域福祉を支援します。
5) 看護の専門職として質の高い看護実践ができるよう自己研鑽をします。
6) 病院の健全経営に積極的に参画します。

看護部目標

 

   1) 一人ひとりが責任と誇りを自覚し、患者、家族、地域の人々に質の高いサービスを提供する
2) 多職種連携を強化し、安心・安全な看護・介護を提供する

専門職による、充実したサポート

 

認知症ケアチーム

認知症の患者さんが、困った言動行動をしているとき、その裏には何かしら不安な気持ちがあります。その不安な気持ちや思いを察し、一緒に歩く、少し離れた所から見守る、時間をおいて声をかけるなどの対応で、患者さんの「今」の気持に寄り添うケアを大切にしています。また、本人の足で歩いてもらうことや、本人のペースでゆっくり食事をしてもらうなど、持っている能力を最大限に発揮し、自信につながるような援助を行っています。

NSTチーム

入院患者さんが、最大限のリハビリの効果を得るためには「リハビリを行える体づくり」が必要です。採血データや体重・食事摂取量の栄養管理を、患者さんの嗜好や食事に対する思いに寄り添いチームで検討しています。また、摂食機能療法では、患者さんに合わせた口腔体操や嚥下の訓練をリハビリと相談し取り組んでいます。口から食べられなかった患者さんが食べられるようになった時の患者さんとご家族の笑顔は、とても看護のやりがいを最も感じられます。

排泄自立支援チーム

排泄自立への支援は、尊厳の保持やADL・QOLの向上につながると考えています。当院では、医師、専任の看護師・セラピストで「排尿ケアチーム」を構成し、各病棟を定期的にラウンドしています。ラウンドでは、排尿の量、時間、回数、間隔、尿勢等の排尿状況を確認し、適切な水分摂取やトイレ誘導、骨盤底筋訓練・膀脱訓練の指導、排泄に関する動作訓練の指導等を行い、病棟看護師・セラピストによる継続的な支援を行っています。

口腔ケアチーム

口腔ケアを通じ、入院患者さんの良好な口腔環境を保つことを目的とし活動しています。食事摂取量が少ない患者さんのなかには、口腔内の乾燥により唾液の分泌量が低下し、舌苔により味覚が感じられず食欲が低下している事例もあり、口腔体操や口腔マッサージなど歯科衛生士と共に必要なケアを検討し取り組んでいます。患者さんが笑顔で食事を食べられ、その栄養がリハビリを行う糧になるための、縁の下の力持ちを担っています。