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北斗トップ > 当院の対応疾患・治療技術 > 喉頭がん

喉頭がん(こうとうがん)

頭頸部腫瘍センターでは、喉頭がんの総合的な診療をおこなっています。

■喉頭とは

喉頭は首のほぼ中央に位置し、外からは喉頭を構成している甲状軟骨を「のど仏(のどぼとけ)」として触ることができます。
喉頭は空気の通り道の一部であり、鼻や口から入った空気は喉頭を通って気管、気管支、肺へと広がってゆきます。
喉頭の枠組みは甲状軟骨・輪状軟骨により構成され、披裂軟骨の複雑な動きにより声帯の開閉をおこなうことで声を出したり(発声)、呼吸したりすることができます。

もう一つのはたらきは飲み込み(嚥下)です。
食べ物を飲み込む瞬間は、喉頭蓋やその周囲の筋肉の反射的な働きによって喉頭が閉ざされ、食物が喉頭から気管や肺へ入ることを防いでいます。
食物が気管や肺へ入ることを誤嚥といい、誤嚥が続くと肺炎になり致命的なことにもなりかねません。

これらの働きは、物心ついて以来、日常生活ではあまりにも当然のこととして意識されることすらないため、機能障害が生じた場合のハンディキャップ(不自由さ)は非常に大きいものとなります。
また喉頭は声帯を中心とする声門部(せいもんぶ)と、それより口側の声門上部(せいもんじょうぶ)および気管側の声門下部(せいもんかぶ)に分けられます。

■喉頭がんについて

喉頭がん患者の96.5パーセントは喫煙者で、非喫煙者は3.5パーセントに過ぎません。「喫煙さえしなければよい」というもっとも予防しやすいがんであるといえます。
この世からタバコがなくなれば理論的には喉頭がんは約30分の1に激減することになります。

喉頭がんは10対1(声門がんでは18対1)で圧倒的に男性に多いがんです。
しかしながら、非喫煙者では1対1と性差がなくなることから、喫煙を主とした生活習慣の影響が強いと考えられています。
年齢的には20歳代から30歳代には少なく、60歳代後半に発病のピークがあります。
つまり、タバコ1箱を20歳から、30年から40年吸い続けた結果としての典型的な生活習慣病といえます。

■喉頭がんの症状

喉頭がんの代表的な症状は、嗄声(させい:声がれ)と咽喉頭違和感(のどのイガイガ感)です。声門がんは、がんが小さいうちから声がかれるため、早期のうちに見つかりやすいという特徴があります。声門上(せいもんじょう)がんはがんが小さいうちには特有の症状がなく、声帯にまで広がってはじめて声がれが生じます。
がんが進行すると、血痰や嚥下時痛(のどの痛み)が出現するようになり、さらに進行すると喘鳴(のどでヒーヒー・ゼーゼー音がする)や呼吸困難も伴うようになってきます。

■喉頭がんの診断

喉頭ファイバー検査(細いファイバースコープを鼻から挿入してのどを見る)によって腫瘍を見ることができます。
これらの検査で喉頭に異常が認められる場合、その部分から小さな組織を採取し、病理組織検査により診断が確定します。
喉頭の病理組織採取は、数日の入院の上全身麻酔でおこなう場合もあります。
喉頭がんとの診断になれば、病変の深さや広がりの程度を正確に診断するために、超音波検査、CT検査、PET-CT検査をおこない、治療方針を検討します。


正常の喉頭

喉頭がん

■喉頭がんの治療

早期のがんであれば体の外から喉頭に放射線を当てる治療をおこないます。
当院では「トモセラピー」という治療効果が高く、副作用を最小限に抑える放射線照射をおこなっています。
30回前後に分割して照射をおこない、1回の照射に要する時間は数分です。

通常、1日1回照射をおこないますので、治療期間は約1ヶ月半かかりますが、外来通院治療が可能です。
声の質も比較的良好に保たれます。
副作用は、照射野(放射線の当たっている範囲)の喉(のど)の炎症で、痛み、乾燥感が出てきます。通常は消炎鎮痛剤の内服により対応可能です。

進行がんの場合は喉頭機能を温存しながら病気の根治を図ることが究極のゴールとなりますが、当センターでは進行度を診断したのちに、年齢、全身状態、職業などを考慮しながらご本人、ご家族とも相談の上、最適な治療法を選択いたします。
おもに喉頭全摘出術または放射線併用超選択的動注化学療法(動注療法)の2つの治療法が考えられます。

喉頭全摘術は文字通り、声帯を含めて喉頭を摘出する手術です。
手術のあと呼吸は首の前に作られる永久気管孔という穴からおこないます。
食べ物は手術前と同様に口から食べることができます。
手術直後より、声は出なくなりますので、身体障害者3級の認定になります。

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