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トモセラピー

トモセラピーは、がん治療における最新鋭の放射線治療システムとして世界中で注目を集めている治療機器です。国内では当院がはじめて導入しました。

1. がん病巣を包み込むように照射

トモセラピーはがん治療における新しい概念の放射線治療システムです。
高精度のコンピューター制御により、放射線を複数方向からがん組織に照射することでピンポイント照射を可能としました。

トモセラピーには可動式の照射口が1か所あり、これを回転させながら360度すべての方向からがん病巣に放射線を集中し、複数の病巣を同時に治療できます。
がん病巣を包み込むように照射するので、従来は難しいとされていた前立腺がんや多発性肺がんなどの放射線治療も可能となりました。

2. トモセラピー治療について

トモセラピーは、がん病巣以外の周辺部位に照射される放射線量が従来の放射線治療機に比べて圧倒的に少なく、副作用を最小に抑える効果が期待されています。
脳腫瘍、肺がんや咽頭がん、肝臓がんなど全身のがん病巣が治療の対象となります。
脳や内臓を避けた全骨髄照射も可能となりました。
ガンマナイフやサイバーナイフでおこなっているような小さながん病巣へのピンポイント照射はもちろん、複雑ながん病巣にも対応でき、さらに一度に複数の病巣への治療も可能となり、放射線治療の幅が大幅に広がりました。

3. 身体のさまざまな場所の腫瘍に対する照射が可能

トモセラピーは身体のさまざまな場所にがんがあっても照射することが可能です。その中でも特にトモセラピーの力が発揮できる部位をご紹介します。


■頭部 転移性脳腫瘍

トモセラピーは転移性脳腫瘍には有効です。1回の照射で終わる場合もあります。


上記に示した症例では腫瘍が消失し、QOL(※1)が向上しました。
(※1) QOLとはQuality of Life(生活の質)。すなわちある人がどれだけ人間らしい望み通りの生活を送ることができているかを計るための尺度としてはたらく概念です。


■頭頸部(転移性骨腫瘍、喉頭がん、上顎がん、舌がん、下咽頭がん、中咽頭がん、歯肉がん、口腔底がんなど)

放射線による副作用の観点からの危険臓器が多く存在する頭頸部は、IMRT(※2)の力を発揮しやすい部位です。
脊髄や唾液腺などへ当たる放射線量を少なくすることで、副作用を最小限に抑えつつ、病変部により多くの放射線を当てることができます。
(※2) IMRT:強度変調放射線治療のこと。複数のビームを組み合わせることで放射線の強弱をつけ、腫瘍の形に適した放射線治療をおこなう方法で、トモセラピーはIMRT専用機です。

頚椎・骨転移への照射例です。
脊髄への放射線量を少なくしつつ、頚椎全体へ照射可能(赤い部分が高い放射線量)
上記に示した症例では痛みが取れ、QOLが向上しました。


■前立腺がん

前立腺のすぐ後ろ側に直腸があります。そのため、従来の放射線治療では下痢や出血が副作用として起こりえるため、十分な放射線量を前立腺に照射することができませんでした。
対してトモセラピーは直腸への放射線量を少なくしつつ、前立腺へはより多くの量を入れることができるため、尿漏れや勃起不全などの後遺症なく手術と同等の治療成績を得られるようになりました。

前立腺がんの照射例です。直腸への放射線量を少なくしつつ前立腺全体へ照射可能(赤い部分が高い放射線量)
記に示した症例をふくめ、多くの症例でPSA値(腫瘍マーカー)の低下が認められました。


■乳がん
トモセラピーは360度すべての方向からがん病巣に向けて放射線照射をおこなうことで、正常組織への影響を最小限に抑えるのが特徴です。
しかし、照射角度の固定ができないため、乳がんのようにがん病巣が身体全面の皮膚表層に近い場合は背中側からの照射は放射線がより多くの正常組織を通過してしまうことになり、ダメージを与える危険性がありました。

そこで、任意の角度から固定照射が可能となるよう「トモダイレクト」を導入いたしました。これにより、多門固定・寝台スライド照射が可能となり、従来は治療が難しかった乳がんへの適応が期待されています。
放射線による乳がん治療の副作用として皮膚炎が問題になることも多いのですが、「トモダイレクト」は1本当たりのエネルギーが少ないため、皮膚や肺、その他放射線に弱い部位への影響が従来よりも少なくなることが期待できます。また合併症を減らす効果も期待できます。


4. 広い守備範囲を持つトモセラピー

近年は食生活の欧米化に伴い、がんの種類にも変化があらわれています。また患者様の中にも、手術をせず放射線治療を選択する方は増えています。

トモセラピーは身体のさまざまな場所にがんがあっても照射することが可能で、PET-CTで発見された初期のがんであれば、放射線治療での治癒も期待できます。また疼痛を伴う骨のがんなどに対し、放射線治療により病巣を小さくすることにより痛みを軽減し、QOLを高める効果もあります。
トモセラピーは、治療はもちろんのこと、緩和ケアの視点からも注目されています。

5. 治療には万全の治療体制をとっています

トモセラピー治療に際し、当院では放射線治療医・放射線治療認定技師はじめ、専門のスタッフを配置して体制強化をはかり、万全の治療体制をとっています。
患者様にとりましてできるかぎり負担のかからない、安全で精度の高い治療をおこなっています。

6. 日常の生活を送りながら治療を受けられます

トモセラピーは通院による治療が可能です。また、保険が適用となります。
ただし一部適用外の疾患もございますので、くわしくはお問い合わせください。
また、遠方にお住まい等、通院が困難な場合はお問い合わせください。

7. トモセラピー治療を希望される方へ

放射線治療科外来を受診してください。基本的に紹介状が必要です。

■放射線治療科外来の日時・場所について

・日時
月曜日 午前・火曜日 午前/午後・木曜日 午前 予約制

・場所
北斗病院本館

8. がんセカンドオピニオン外来を開設しています

当院では「がんセカンドオピニオン外来」を開設しております。
遠方にお住まいの方、来院が難しい方は郵送のみによるセカンドオピニオンもおこなっております。

外来受診のご案内

土曜午後/日/祝祭日/年末年始(12/30-1/3)休診

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