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ものわすれが目立たない認知症が多数存在することを科学的に証明

2022年03月11日|プレスリリース
2022年3月11日
社会医療法人北斗
北斗病院

 

当院 鴫原医師の論文が scientific reports (ネイチャー・リサーチ社)に掲載されました

認知症とは、背景にある脳の病気が原因で、脳のはたらきの一種である「認知機能」が衰え、生活に支障をきたす状態⑵のことをいう。認知機能とは脳のはたらきのうち、比較的複雑なもののことで、記憶や言葉を使う力、判断力、想像力など。そのなかでも「記憶力の低下(ものわすれ)」は、認知症の症状として良く知られており、認知症が発症する何年も前から現れ、他の認知機能、例えば「判断力」などの問題よりも、先に現れると考えられている。

しかし、病院で実際の患者に接していると、「記憶力の低下」は目立たないが、認知機能が低下し始めている人が大勢いることに気付いた。そのような患者は、しばしば「なんとなく今までと違う」「今までできていたことが、段取りよくできなくなった」「書類の整理や料理が、なんかうまくできない」と訴える。はたして「認知症はものわすれから始まる」という考えは、正しいのか?

この疑問を解決するため、北斗病院、熊谷総合病院、スペインのバリャドリッド大学が共同で200人以上の患者のデータを詳しく分析し直してみた。すると、軽い認知機能障害患者の約半数は、前頭葉の問題が主で、「ものわすれが目立たないタイプ」だということが明らかになった。つまり「ものわすれで困っている訳ではないが、最近以前の自分とは違う」と感じている人は、認知機能が下がっているサインかもしれない訳である。この研究結果の科学的正当性が評価され、2022年3月2日付で、英国の国際科学雑誌Scientific Reportsに掲載された。
 

本件に関するお問い合わせ先

社会医療法人北斗 北斗病院 精密医療センター TEL:0155-48-8000
 
プレスリリース:ものわすれが目立たない認知症が多数存在することを科学的に証明(PDF形式)

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