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北斗トップ > 当院の対応疾患・治療技術 > 慢性副鼻腔炎・蓄膿症

慢性副鼻腔炎・蓄膿症(まんせいふくびくうえん・ちくのうしょう)

耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の総合的な診療をおこなっています。

■慢性副鼻腔炎と蓄膿症とは違うのですか?

慢性副鼻腔炎は細菌やウイルス、カビ、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)などが鼻の中から鼻の横の空洞である副鼻腔に入り、炎症をおこす病気です。
副鼻腔(上顎洞)に炎症があり、慢性副鼻腔炎の状態です。
症状としては黄色い鼻水、鼻づまりだけではなく、のどに痰(たん)がからむ、ほっぺたが痛い、頭が重い、口が渇く、いびきなどがあります。
昔は黄色い鼻水があたかも膿のようであったため、蓄膿症といわれていました。
しかし、実際には膿ではないので、最近は蓄膿症といわずに慢性副鼻腔炎といわれています。
慢性副鼻腔炎をほうっておくと副鼻腔の粘膜がはれあがり、鼻の中に鼻茸と呼ばれるもの(ポリープ)が飛び出してきます。
耳鼻科で鼻の中をのぞくと鼻茸が見ることができます。

■診断と治療はどのようにするのですか?

まず鼻の中をよく観察します。細い内視鏡を鼻の中から入れて見ることもあります。レントゲン検査やCT検査で副鼻腔に影がある場合、慢性副鼻腔炎と診断されます。治療はマクロライドという抗生剤やアレルギー性鼻炎の薬、鼻水を軟らかくする薬などを長めに内服します。鼻の吸入なども有効です。

■どのような場合手術をするのですか?

飲み薬や吸入などの治療を数ヶ月おこなっても鼻水、鼻づまり、重苦しい感じがよくならない場合、鼻茸ができていて鼻づまりがある場合、手術を勧めています。

■手術の方法は?

・全身麻酔で2時間ほど、入院は5日間くらいです。
・当院では基本的に「ナビゲーションシステムを用いた内視鏡下鼻副鼻腔手術」をおこなっています。
昔は上の歯肉を切開し、骨を削って副鼻腔の中をきれいにする手術がおこなわれていました。
この手術では手術のあとに顔の腫れやしびれが出てしまいます。
・今では口の中は切らずに鼻の穴に内視鏡(細いカメラ)を入れてモニタ画面に映し出しながら、シェーバーという鼻茸を吸いとる器具、つまみ取る器具を使って鼻や副鼻腔の中をきれいにしていきます。
・平成23年度からナビゲーションシステムを導入しています。
これは医師が手術中にどの辺りを手術しているかをリアルタイムにCT画像で確認できるシステムです。
これにより、奥の方まできれいに手術することができるようになりました。
また周囲の重要な部分に対する合併症を避けることが可能となり、安全性が高まりました。

■手術のあとは?

手術のあとも定期的に通っていただき、飲み薬と鼻の掃除を3ヶ月くらい継続することが重要です。
CT写真の白い部分は骨、黒い部分は空気です。
手術の前は鼻と副鼻腔に灰色の部分(鼻水、はれた粘膜、鼻茸)がつまっていましたが、手術をおこなった後、きれいになりました。
当院では年間80名程度の患者さんがこの手術を受けています。

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