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北斗の整形外科では、スポーツ外傷、交通外傷、労働災害などによる運動器の外傷を扱います。頭部・顔面の外傷や胸部・腹部の臓器外傷などは対象となりません。

 

対象となる主な外傷
●打撲 ●捻挫 ●切創 ●挫創 ●裂創●擦過創 ●咬傷 ●骨折 ●脱臼

 

主な診断方法
●問診・視診・触診などによる診察●画像検査(レントゲン・CT・MRI)

 

主な治療方法
●創傷の止血・縫合、骨折・脱臼の整復●副木・バンド等による固定、鎮痛薬などの処方●保存的治療(包帯・テーピング、シーネ・ギプス、装具、リハビリ)●手術

 

 

もしもケガをしてしまったら/打撲・捻挫の場合

自分でできる応急処置として、「RICE」を覚えておくと便利です。
●Rest(安静)
●Icing(冷却)
●Compression(圧迫)
●Elevation(挙上)

 

ポイント
ただし打撲や捻挫だと思って放置していたら実は骨折していた、というケースもあります。とくに患部の痛みや腫れが強い場合は、早めに整形外科外来を受診しましょう。

 

1. Rest(安静)

ケガをしたら、まずは安静に保つことが大切です。安静とは、必ずしも横にして寝かせるとは限りません。むやみに動かすと悪化してしまう可能性があるので、患部にタオルや添え木などを当てて固定します。

 

2. Icing(冷却)

患部を氷や氷水などで冷やします。体温を下げることで、患部の毛細血管が収縮して、腫れや内出血、痛みなどが抑えられます。ただし、冷やしすぎると凍傷になるリスクがあるので注意しましょう。具体的には、氷を氷のうやビニール袋に入れて患部に当て、20〜30分ほど冷やします。ピリピリとした痛みが出たあと無感覚な状態になったら、一度氷を外してゆっくり皮膚感覚を取り戻します。そのあと再び氷を当てましょう。これを何度か繰り返します。

 

3. Compression(圧迫)

患部にテープなどを巻いて圧迫し、腫れや内出血を最小限に抑えます。きつく圧迫しすぎると血流障害や神経障害を起こしますので、しびれや変色が生じたらすぐに緩めましょう。

 

4. Elevation(挙上)

患部を心臓より高い位置に保ちます。血液が心臓に向かって流れるので、内出血による腫れを防ぐことができます。患部の下に座布団やクッション、たたんだ毛布などを敷くとよいでしょう。

 

もしもケガをしてしまったら/傷の場合

傷が汚れているときは、水道水でかまいませんので流水で傷を洗いましょう。出血が続く場合は、傷口に直接タオルやハンカチなどを当てて強く圧迫してください。抗血小板薬などを内服している場合、血が止まりにくいことがあります。止血処置を10分以上行っても出血が止まらない場合は、受診をご検討ください。

 

 

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