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保健師コラム その7 メタボリックシンドロームと特定健診、特定保健指導について

 

最近はテレビCMなどで毎日のように「動脈硬化」という言葉を耳にすると思います。動脈硬化とは、血管が硬くなり弾力性が失われていく状態をいいます。動脈硬化が進むと心筋梗塞や狭心症といった心臓病や、脳梗塞、脳出血などのいわゆる脳卒中、糖尿病の合併症(糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害)を引き起こしやすくなります。そして動脈硬化には、内臓脂肪の蓄積が深く関わっていると言われています。

 

メタボリックシンドロームとは?

内臓脂肪が蓄積すると脂肪細胞から動脈硬化を進めるさまざまなホルモンが分泌されます。逆に動脈硬化を防ぐホルモンの分泌が減少します。内臓脂肪が蓄積した「内臓脂肪型肥満」に加えて高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上を併せ持った状態をメタボリックシンドローム(メタボ)といいます。

 

 

メタボは血管を傷つけ硬くする

メタボの状態が続くと血管が傷つき硬くなり、血管の中が狭くなり、動脈硬化をより進めることが分かっています。一度心筋梗塞や脳卒中を起こすと介護が必要となったり、最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。

 

内臓脂肪型肥満は脂肪面積が
100㎠以上の状態

「内臓脂肪型肥満」はおへその上を輪切りにしたCT画像で測定した内臓脂肪面積が100㎠以上の状態を指します。みなさんが実際にCT検査で面積を測定することは難しいと思います。そこで国の機関が全国のCT検査での内臓脂肪面積とおへその上の腹囲を測定し統計をとった結果、次のようなことがわかりました。

 

男性腹囲85.0㎝以上、女性腹囲90.0㎝以上

統計の結果、男性が腹囲85.0㎝以上、女性は腹囲90.0㎝以上が内臓脂肪100㎠に相当することがわかりました。そのため健診では腹囲を測定します。年を重ねても元気に過ごすためには、早いうちからメタボを解消し、動脈硬化を予防していくことが大切です。そこで、特定保健指導の登場です。

 

 

 

特定健診を活用しましょう

みなさんも市町村の健診や職場での健診で特定健診という言葉を聞いたことがあると思います。特定健診は心臓病や脳卒中などの生活習慣病の発症を予防する目的で行われています。特定保健指導は特定健診の結果からメタボや生活習慣病のリスクがあると判定された方へ行われる生活改善のサポートです。医師や保健師、管理栄養士など専門家がみなさんと一緒に健康作りに取り組んでいきますので、「面倒だなぁ」「食事の話は言われたくない」などと思われるかも知れませんが、気軽にご活用ください。

 

 

特定保健指導の該当基準

 

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