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MSC Vol.12 「とったものは詳しく調べます」って どんなことする?〜病理検査とは〜



 


 

胃の内視鏡検査を受けたことがある人は、60代では男女ともに7割を超えています(※)。「粘膜が荒れているから」「できものがあるから」という理由で、「少しつまんで検査に出します」と言われたことはありませんか?これは「病理検査」という、顕微鏡で細胞を細かく観察する大切な精密検査です。
※オリンパス株式会社「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2024」より)

 

病理遺伝子診断科 主任
五十地 朋美

病理検査はどのように進む?

1. 組織をつまむ
内視鏡の先端からピンセットのような器具を出し、2mmほどのごく小さな組織を採取します。

2. ろうで固める
採取した組織を特殊な液体で処理し、扱いやすいように「ろうそくのろう」で固めます。

 

3. 薄く切る
専用の装置を使い、髪の毛の太さのおよそ20分の1(4マイクロメートル)という驚くほどの薄さにスライスします。

4. 色を染めて観察する
細胞を見やすくするために特殊な液で染め、病気の診断を専門とする「病理医」という医師が顕微鏡で観察して良性か悪性かを診断します。

検査の結果は、後日、あなたの担当医から分かりやすく説明します。

 

 

染色後の細胞の顕微鏡写真

 

正常な胃の粘膜(左)と、胃がんの粘膜(右)。正常な細胞は組織の形がはっきりとわかり、きれいに並んでいますが、胃がんの粘膜細胞は、形がくずれバラバラになっています。

 

 

内視鏡検査を受ける皆様へのお願い

絶食の指示を必ず守りましょう
胃の中に食べたものが残っていると、粘膜が隠れてしまい正しい観察や検査ができません。

 

除菌や治療後の「再検査」の指示を守りましょう
胃が強く荒れていると、がんとの見分けが顕微鏡でもつかないことがあります。隠れたがんを確実に見つけるためにも、まずは炎症をしっかり治してからもう一度内視鏡検査を受けましょう。

 

地域の皆様が明るく健康な毎日を過ごせるよう支援させていただくことが、私たち北斗の役割と考えています。
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