
胃の内視鏡検査を受けたことがある人は、60代では男女ともに7割を超えています(※)。「粘膜が荒れているから」「できものがあるから」という理由で、「少しつまんで検査に出します」と言われたことはありませんか?これは「病理検査」という、顕微鏡で細胞を細かく観察する大切な精密検査です。
※オリンパス株式会社「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2024」より)
五十地 朋美
※オリンパス株式会社「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2024」より)
病理遺伝子診断科 主任
五十地 朋美
病理検査はどのように進む?
1. 組織をつまむ
内視鏡の先端からピンセットのような器具を出し、2mmほどのごく小さな組織を採取します。
2. ろうで固める
採取した組織を特殊な液体で処理し、扱いやすいように「ろうそくのろう」で固めます。
3. 薄く切る
専用の装置を使い、髪の毛の太さのおよそ20分の1(4マイクロメートル)という驚くほどの薄さにスライスします。
4. 色を染めて観察する
細胞を見やすくするために特殊な液で染め、病気の診断を専門とする「病理医」という医師が顕微鏡で観察して良性か悪性かを診断します。
