
循環器内科
北斗病院
2020年4月より、北斗病院循環器内科は生まれ変わります
2020年4月より、東京から新たに遠田賢治循環器内科部長が就任しました。遠田部長の指導の下、北斗病院の循環器内科は生まれ変わります。
循環器専門医、日本心臓血管インターベンション学会認定医、不整脈専門医、救急専門医が常勤で勤務していますので、心臓血管系のあらゆる疾患に対応が可能です。
循環器系のあらゆる疾患に対して最適で最新の治療を提供してゆきます。
当科の紹介
循環器内科は心臓、末梢血管に関する疾患を扱います。循環器内科だけで全ての治療が完結できるものではありませんので、2019年に新たに着任した心臓血管外科、井上信幸主任部長を中心とする心臓血管外科チームと緊密に連携し、患者さんに最も適した治療について検討をしてゆくこととなります。
心臓の病気は緊急を要することも多いですので、緊急事態にも十分な対応が可能な体制を構築していきます。
高齢化社会を迎えるに当たって、地域社会との関わりも大事になってきます。患者さんに最適な環境になるよう、地域の先生方、施設の方々と連携し、治療を考えていきたいと思っています。
受付・診療時間
- 2023年06月02日更新
- 循環器内科予定表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
遠田 |
遠田 |
赤津 |
沼﨑 |
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午後 |
高橋 |
高橋 |
高橋 |
赤津※1 |
【受付時間 】
月・水・木/8:00~11:30、12:00~16:30
火/12:00~16:30
金/8:00~11:30
【診療時間 】
月・水・木/9:00~ 12:00、13:00~17:00
火/13:00~17:00
金/9:00~ 12:00
※ 循環器内科は予約制です
※1:第2・第4木曜のみ診察
再来患者様 予約対応時間:月~金 14:00~17:00(電話:0155-48-8000)
医師紹介
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遠田 賢治
循環器内科 部長 / 心血管・不整脈センター センター長
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高橋 一泰
人工透析科 部長/ 循環器内科 医長
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沼﨑 太
循環器内科 医長
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赤津 智也
上士幌クリニック 副院長/介護老人保健施設かみしほろ 施設長
対象疾患及び治療法について
対象疾患
1)狭心症、心筋梗塞
循環器内科で通院されている患者さんが最も多い疾患です。主に心臓の血管の動脈硬化が原因で発症する病気です。動脈硬化は血管の加齢現象ですので、超高齢化社会を迎えている日本においては、高齢者の増加に伴い、罹患する人数も増えてきています。特に若い頃から高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などの動脈硬化の促進因子があると、病気になる確率が高くなります。カテーテル治療、手術治療などを行った後でも、これらの動脈硬化促進因子の管理をしてゆくことが大事な疾患ですので、地域の先生を含め、一生病気と向かい合ってゆくことが大事です。
2)不整脈
不整脈疾患は症状、年齢、実に様々です。若い方でも不整脈の発作をもっていることもあれば、不整脈があっても症状も全くない方もいます。そのため、治療も、治療の必要ないもの、投薬による治療、カテーテルによる治療、植え込みデバイスによる治療など、実に様々で、患者さんの状態に合わせて治療が選択されます。
当院は不整脈専門医が常勤で勤務しており、不整脈のあらゆる疾患へ最新の治療が受けられる体勢が整っております。
動悸、ふらつきなど気になる症状のある方、症状が無くても健診で受診指導された方など、気軽に受診して頂ければと思います。
植え込みデバイス治療を受けておられる方は、今後、不整脈専門医によるデバイス専門外来を開設し、管理してゆくことを考えています。
不整脈について詳しくはこちらへ
3)心不全
超高齢化社会を迎えており、日本は今後心不全パンデミックを迎えると言われております。
心不全とは心臓病の最終形態です。動脈硬化、不整脈、弁膜症、心筋症、高血圧症、あらゆる疾患が原因で心不全状態になります。高齢者の数が増えれば、様々な疾患をもつ人が増えるので、当然心不全患者は今後爆発的に増加する可能性があります。
心不全はあらゆる疾患が原因となるため、心不全治療も人それぞれ治療法が違ってきます。そのため、個人個人しっかりと診察することによって、その人にとって一番最適な治療法を考え、地域ぐるみで管理ができるような体制を整えたいと考えています。
4)弁膜症
以前はリュウマチ熱による僧帽弁狭窄症という弁膜症が多かったのですが、リュウマチ熱の減少と、高齢化による動脈硬化性疾患の増加を背景に、大動脈弁の動脈硬化による狭搾症が非常に増加してきています。心臓超音波検査などで重症度の評価を行い、最終的には心臓血管外科での手術治療を検討することになります。
5)動脈瘤
主に胸部、腹部の大動脈が高血圧、動脈硬化により風船のように膨らんでしまう状態です。
破裂するまで自覚症状が無いことがほとんどですので、何かの検査の時に偶然発見されることが多いです。手術適応になるまでは、動脈硬化危険因子の十分なコントロールをすることが重要で、手術適応になったときには、手術治療か、最近はステントグラフト治療を選択することができます。現在当院ではまだステントグラフト治療は対応していませんが、今後治療ができる体制を整えてゆくことを考えています。
6)閉塞性動脈硬化症
動脈硬化により足の血管の血流が悪化し、歩行時に足が痛くなる症状が出現してきます。これも狭心症などと同様、動脈硬化が原因となりますので、動脈硬化危険因子の管理が重要になります。CT検査で動脈硬化の部位、重症度を検討し、カテーテルによる治療や手術による治療について検討することになります。この病気も治療した後に動脈硬化の危険因子の管理が大切ですので、地域ぐるみで管理が必要になります。
7)心筋症
心筋症も様々な病態が有り、特に治療を必要とせず、経過観察で良いものもあれば、十分な治療を必要とするものまで、様々です。そのため、一人一人しっかりと検査させて頂き、その人にあった最適な治療を選択してゆくこととなります。
8)静脈疾患
血栓性静脈炎、下肢静脈瘤といった疾患に対しても、下肢エコー検査、薬物治療などを行います。下肢静脈瘤に関しては、心臓血管外科にて手術治療を検討します。
当院では人工透析治療を行っていますので、心臓血管外科による透析用シャントの造成、シャントのトラブルに対する血管形成術などにも対応しております。
【関連する診療科】
【参加している研究など】
- カテーテルアブレーション全国症例登録研究[J-AB2022](詳しくはこちら(PDF))
- カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト(J-ABレジストリ)(詳しくはこちら(PDF))
- 新規我が国における心臓植え込み型デバイス治療の登録調査(New JCDTR)(詳しくはこちら(PDF))
- リード抜去症例の実態調査(J-LEXレジストリ)(詳しくはこちら(PDF))
- レセプトおよびDCPデータを用いた循環器疾患における医療の向上に資する研究(詳しくはこちら(PDF))