北斗トップ > 北斗について > 新年のご挨拶

新年のご挨拶



 皆様、新年明けましておめでとうございます。2026年の新春を迎え、皆様におかれましては健やかな新年をお過 ごしのこととお慶び申し上げます。

 さて、振り返りますと2025年は、長きにわたり私たちの生活と心を縛り付けてきた新型コロナウイルス感染症のパ ンデミックが、ようやく「過去の出来事」として総括されつつある年でした。しかしながら、安堵する間もなく、形態 を変えた新たな変異株や未知のウイルスの出現リスクは依然としてくすぶり続けており、私たちは常に新たな脅威に 挑み続けなければなりません。目を世界に転じれば、各国の自国第一主義(Egoism)の台頭が目立つ一年でもありま した。国内においては高市政権が誕生し、新たな国のかじ取りが始まりましたが、平和憲法の維持や円安による物 価高騰など課題は山積しており、私たち日本人が前向きな将来像を見いだすことがいささか難しくなってきているの が偽らざる実感ではないでしょうか。

 こうした激動の波は、医療界にも容赦なく押し寄せています。昨今の調査では、日本の病院の約7割が赤字経営に陥っ ていることが判明しました。物価や光熱費の高騰、働き方改革への対応など、病院経営を取り巻く環境はかつてない ほど厳しさを増しています。地域医療を守るためには、単に従来のやり方を踏襲するだけでは生き残れません。組織 としての生き残りをかけ、新たな医療展開を模索し、実行に移す覚悟が求められています。

 このような不透明な時代だからこそ、私たちは北斗の理念である「革新に満ちた医療への挑戦」を止めるわけにはい きません。その具体的な答えの一つが、当法人が強力に推進している「先制医療」です。これまでのような「病気になっ てから治療する」医療にとどまらず、疾病の発症以前にリスクを発見し、発症そのものを防ぐ、あるいは極めて早期に 治療介入を行うこと。これが私たちの目指す医療の姿です。当法人では、脳ドックやがんドックにおける長年の実績に 加え、昨年、苦痛が少なく精度の高い「無痛MRI乳がん検診」、miSignal®︎を組み合わせた新しい形の「膵がんドック」 を開始しました。また、次世代シークエンサーを用いたゲノム解析や、AI (人工知能)を活用した回復期リハビリテーショ ンの予後予測など、最先端技術を駆使することで、個々の患者様に最適な「個別化医療」の実現にも取り組んでいます。

 北斗病院が開設されて30有余年。私たちは常に「地域に開かれた医療」を掲げ、十勝の皆様とともに歩んでまいりま した。どれほど社会情勢が変化しようとも、地域住民の皆様の健康と生命を守ることが私たちの使命です。急性期か ら回復期、そして在宅医療・介護に至るまで、切れ目のない地域完結型の医療体制をより強固なものとし、皆様がこ の十勝で安心して暮らし続けられるよう、職員一同、不退転の決意で邁進してまいる所存です。  

 本年が皆様にとって、健康で希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさ せていただきます。
地域の皆様が明るく健康な毎日を過ごせるよう支援させていただくことが、私たち北斗の役割と考えています。
「地域の皆様とともに、常に革新と改革を推進してゆく病院」をホスピタリティ・アイデンティティに掲げ、
地域での細やかな医療・保健・福祉のネットワークを広げ、ぬくもりに満ちた医療をこれからもすすめていきます。